Act.20











飛行船に搭乗すること三日、やっと最終試験会場い着いた。



「あ〜、なんもなくてつまんなかったぜ!」



伸びをしながら、降りてきたのはケイ。
その後をセナとヒソカとイルミが突いてくる。

どうゆう集団だよ、これ。



ケイは暇を持て余していたような発言をしたが、この三日間では白熱したトランプ大会が行われていたのだ。
種目はポーカーはもちろんのこと、ダウト、大富豪、七並べ、神経髄弱etc……。
騙っしこ有りなので、それはもう盛り上がったとか………。












そんなことを思い出しながら歩いていると、広い部屋に案内された。
そしてネテロが試合形式を発表し始めた。



「最終試験は1対1のトーナメント方式で行う。その組み合わせは…こうじゃ。」



最後の台詞と共に今まで布を被っていたものが、バサっと取られた。
その下にあったのは、不可思議なトーナメント表だった。




淡々と続ける。



「さて、合格の条件だが、いたって明確。たった一勝で合格である。」
「ひゅーー。」



ケイが余りの簡単さに口笛を鳴らした。
さらにネテロの説明はつづく。

そして最後のほうになって、ケイの耳に聞えてきた言葉。
相手を死なせたら、即失格のことば。

ケイに向っていっているように見えるのは、気のせいだろうか。



(じいさん。オレに向かって言ってないかぁ?)



そして第一試合の幕は下ろされた。
最初の試合の対戦者はゴンとハンゾーだった。

ここでケイは初めてハゲの名前を知ることになる。


この試合、一見ハンゾーの方が有利に見える。
か、ケイにはそんなことは関係なく、ゴンの観察にいそしんだ。

試合の後半になって、ゴンが言ったことは流石にオモシロかった。
あんなことをいった奴は見たことがなかった。
横を見るとセナも腹を抱えて笑っていた。


そして、第一試合はゴンの勝利で幕引きとなった。




セナはハンゾーの年齢を聞いて、シメてやると本気でいっていた。






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