一限目の授業も無事に終わり、いまは二限目……………のはずなんですが………。

何で先生来てないの…?



Act.05 〜初めての授業-数学編 これは先生ですか? 先生だと思いこんで下さい。




「ね、ねぇセナくん?」
「…んぁ…ぁ?なぁに、。どうしたの?」
「二限目って何の授業だったっけ…?」
「あー、ほら数学だよー。」


書いてあるじゃんと壁を指差しながらセナは言った。


「…数学で合ってるよね……。先生どうかしたのかな、全然来ないけど。」
「まぁ、今年は担当の先生が先生だからぁー。」


にへらーっと不謹慎な笑顔で返された。


(……………?)







数学の教師が教室に現れたのは、授業開始時間から二十分も過ぎてからだった…。



「あー、お前らの数学を担当することになったゼロだ。ナカヨクなろうな……女子限定で。」



しーん…。



数学教師ゼロの余計な一言で教室内は静寂に包まれた…。
当たり前である。


というか、この男傍目―言葉をオブラートに包んだとしても―決して教師に見えない。
地毛かカラーだか解らないが、髪の色はハニーブロンド。
化学科でもないのに白衣着用。
そして………銜えタバコ…………。


この破壊僧ならぬ、破壊教師っぷりには言葉も無い…………。



まぁ、顔立ちはそんじょそこらの男達とは比べものにならない程美しいのだが…………。





「じゃっ、さくさくっと授業に入るぞー。」


ゼロのその事言葉に一斉にブーイング起こる。


「初っぱななんだから自己紹介しよーよ。この生臭さ教師。


セナが野次をとばす。


「“先生”だろ。“天才ゼロ先生”。」


口から紫煙を吐き出しながら、半目で答える。


「てゆーか、ゼロさんよー、教室に入って来てまでタバコはどーかと思うぜー?」


このレオリオの意見はもっともだと、は思った。



「うるさいですよ、若老けくん。いいんだよ、これはー…赤い箱で黒い犬のアレだから。」
ココアシガレットから煙なんか出ねーよ!!しかもコーラ味か!?
「ていうか、ゼロお菓子なんて食べられないじゃーん。」
「ッチ……。」



ゼロは小さく舌打ちすると、タバコを教卓に押し付けて火を消した。


(な、何て言う消し方をするんだ、この先生は……。)


内心ビクつくであった。





「…しゃーねー、自己紹介すっか…。」


とっとと範囲終わらせて、自習にしてぇーんだけどな…等とぶつぶつ一人ごちるゼロを尻目、1-A一同は喜ぶのであった……。
特に女子は美形教師の個人情報を得られると、目が輝いていた。

(きゃーー!!プロフィールGETーー!!)


白衣のポケットから新しいタバコを取り出して、それに火を着けた。


「名前はゼロだ。さっき言ったよな。趣味は特にねぇ。歳は20代だ。以上!」

って、また火ィ着けてんじゃねーよ!!


ガタッと立ち上がってレオリオがゼロに向かって人差し指を突きつけた。

「ちゃんとわかったのは、名前だけだしねー。」

続けてセナも突っ込みをいれる。





キーンコーン………



「あ…。」
「じゃぁ、次回からバリバリ行くかんなぁー。覚悟しとけよー。」


ニヤリと不敵な笑みを残して、不良教師は教室を後にした……。




「ね?俺が最初に言った意味わかった?」


セナはに微笑みかけた。


「うん、良く解ったよ……セナくん……。」

























NeXt→



To be continued………















なんか、中途半端に終わってしまった気がする……。
不発箇所多発でごめんなさい。


ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!!


2006/06/21 Ryuga Naoto