夏の女装癖(兵器)3











「ええ加減にしろーーーー!!!!セナ!!!」


「「「「えっ、セナぁ!!!」」」」





ラフェルがケイの恋人というショッキングな出来事で放心していた四人の意識が帰って来た。



「驚きすぎて、2のラストまで変わってるぞ。」
「そ、その声はセナ!!」
「ふっふっふ…。バレてしまっては仕方がない。」



ラフェルがそういと、バサッという効果音と共にラフェルの衣服が剥ぎ取られ舞い、衣服が床に落ちた頃には目の前にセナの姿があった。




「せ、セナぁ!」
「よぉゴン、久しぶり。」
「セナがラフェルさんに化けてたのかァ?」
「そうだぞ。これくらいの変装を見破れないとな。」
「私としたことが…、たかがセナの女装した姿にときめきを覚えるなどっ…!」
「オレだってそうだぜ。クラピカ。仮にも男を口説いちまったんだぜぇ?」
「2人とも言いたい放題いってるな?」



男に惚れてしまったという、人生にとって恥ずべき汚点を犯してしまった二人は床に両手をついて打ちひしがれていた。
余程、ココロにきたのだろう。
背景には秋風と一緒に枯葉が舞っていた。
まるで、落ちモノゲームに敗北したときのようだ。












「うふふ。随分楽しませてもらったわ。やっぱり、一見の価値ありだったわね。」



ホテルのロビーでは、モニターとイヤホンでこの一部始終を見ていたシャナが妖しく笑っていた。
もちろん、この映像はシャナの技術によって、永久に保存されることになった。



そのあと、共通のモノを抱えた2人はお互いの傷を癒すべく、夜の街に出て行ったとか。
一方部屋では、ゴンとキルアがセナに変装の技術をレクチャーされていた。
この時、誕生日にあげたキルアのアフロのカツラが役に立ったとか、立たなかったとか。





END