童話パロシリーズ「赤頭巾」




ある日ある日ある所にお兄さんとお姉さんと少女が住んでたりしました。

そのまたある日、少女はお遣いに出されました。
「森の狩人に葡萄酒を届けておくれ」お兄さんにそう言われて、少女は家を出ました。

「あ、そうそう」といいながら少女が何故か戻ってきました。
少女はお兄さんの方を向くと「今日のお昼はスパゲッティーね」と言い残し、満足気にもう一度家を出ました。


そして少女は鼻歌交じりに森をスキップしながら進んで行きました。
途中で綺麗な花畑が会ったので少女は序に花を持っていく事にしました。

少女が花を摘んでいると、そこに双子のアザラシが倒れていました。
少女は「た……タマちゃん!?いや…タマちゃんズ!?」と吃驚して駆け寄りました。

そして「「タマちゃんちゃうわい!!アザラシじゃ!!!!」」とツッコミを入れられたのは言うまでもないですね。



―でも何故、森にアザラシがいるのでしょ?

答えはCMのあと!?(ぇ

「「さっさと答えるネ!!」」
「えー………」

1:森に迷い込んだ
2:何所でも扉から出てきた
3:ジェット噴射で吹っ飛んだ
4:宇宙人の襲来
5:その他

「さぁ、答えるネ」
「……じゃぁ……何所でも扉を通って、宇宙に行ったら、宇宙人に遭っちゃってぇ〜、襲われてぇー、食べられそうになっちゃってぇー。
地球に吹っ飛んできたら、はかせがいて、大砲の実験台にされてぇー………」

「何時まで続くネ!!!!!」
「えー……まだ続きがあるんだけどぉ……」


少女はうるうる目で訴えた。

そのうるうる目にヤラレ、双子のアザラシは続きを聞きたくなってしまった。

「「わ、わかたね……」」

「じゃぁ、(中略)ジェット噴射で吹っ飛んでたところをりょーしさんに釣られたらこんな所にいた?」



少女の長い解答に驚いた双子は感嘆の声を上げました。

「「な、何でわかったか……。お前凄いネ。私達子分になるよ!!!!」」



そして双子のアザラシは少女の子分となり、お遣いについていくことになりました。






+ + +





少女が歩き、双子のアザラシが這いずっていると、目の前に一匹のくまが倒れていました。
少女とアザラシズはスルーしようと見なかったことにして、通り過ぎようとしていまいした。

ですが、このくまは生命力が人一倍強いのでツッコミする気力が残っていました。

「まてや、ゴラァア!!!!」

くまは少女と双子に】向かってツッコミました。

「……クマゴロー…だぁ!!!!」
「「ツッコマれたネ」」

少女と双子の反応は全く逆でした。




くまはこの反応に生きる力を取り戻し、勝手に名乗り始めました。

「オレの名前を聞いて驚け、見て笑え、クマレオ様だぁっっ!!!!!!」

「「「…………」」」


少女と双子は暫しの沈黙の後………。

「すっすっげぇ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!」
「「こんな馬鹿初めて見たネ……」」


と、やはり反応は真逆でした。

そしてクマレオと名乗ったこのくまはプラス思考だったので、少女と双子の真逆の反応にもめげず自分の話をし始めました。



少女はその話に釘付け。

数分後アザラシにツッコミを入れられたクマレオは、渋々自分のことを話すのをやめました。
その時の表情はとても哀しそうだったそうな………。


「えぇ〜、もぉ終わっちゃうのぉ〜」

少女は少し悲しそうに呟きました。


ですが、双子もここでまた負けてしまっては少女のおつかいが終わりません。
なので双子は「「オツカイが終わらなくなってしまうあるヨ?」」といいました。


「あっ……」

少女はおつかいにいく事はすっかり忘れていました。

私情を挟めば少女は森の狩人が好きではありません。
てか、ニガテというかキライだったのです!!

でもお兄さんに頼まれた以上、おつかいに逝くしかありませんでした。


クマレオには「また後で聞くから…」っと言い残し、双子と共に先を急ぐことにしました。



「ちょぉぉ〜〜まていぃ!!!」

クマレオは必死に少女と双子を呼びとめました。



そしてクマレオは少女たちに薪集めを手伝ってくれと頼みました。

少女もクマレオを哀れに思い「一束ぐらいなら…」と手伝ってやることにしました。
双子もそれで少女の気が済むのならと、見守ることにしました。


暫く歩き、森の置くに入っていくと少女たちは薪集めを始めました。

ですが、気があまりにも大きいので切ることにしました。


斧を振り上げた瞬間少女の腕が双子にハイり、双子は池に落ちてしまいました。





+ + +





「うわぁ!!??」

少女は突然のことに声を荒げました。
これにはクマレオも吃驚!?

……でも何だか様子がオカシイ……双子が池から上がってこないのです!!


―アザラシって水の生き物だよなぁ……


少女とクマレオはココロノな声でそう呟きました。

そう思っていると池の中から突然一人の女神(!?)が現れました。


クマレオは「嗚呼、め…女神様!!」と驚きました。

少女は「双子ぉ……」とちょっぴり落ち込んでいたりしていたので、女神への感心はありませんでした。


女神はいいました。


「貴女の落とした双子は金の双子ですか?それとも銀の双子ですか?それとも銅の双子ですか?答えるがいいだわさ。」


「ん〜〜〜えっとぉ〜。」

「混乱してるようだから、問題を変えてあげるだわさ。」

「おぉ、女神様!!貴女は何て優しい人なんだ!!」

クマレオが行き成り叫びました。

女神は「オマエは黙ってろ、クマヤロー!!!!」と一発かましました。



そして女神は気を取り直して「んじゃ、貴女の落とした双子は猫の双子ですか?犬の双子ですか?
それともキリンの双子ですか?答えるだわさー」


少女は真剣に悩んでいました……。


「(う〜〜〜〜ん。えっと、タマちゃんじゃなくって…ドードーじゃなくって、パウワウじゃなくってぇ〜〜〜〜。)あぁっ、わかったぁ!!?答えはゴマちゃんだよ!!芦部よ芦部!!!!」

「……まぁ、その努力は認めてあげるだわさ……」

女神がそうげっそり儀ミに言うと、眩しい光と共に双子のアザラシが現れました。

「褒美に願い事を一つ叶えてあげるだわさ」


フレンドリーな訛りの強い女神がいいました。


「じゃぁ〜えっとぉ〜〜……」


少女が願い事を言う前に双子が…「「二足歩行が出来るように進化したいネ!!!!」」と叫びました。


女神は一応理由を聞いてみました。
双子は揃って「「這い蹲って行くのはもうイヤネ。砂利道とか色々痛いネ!!!!!
その旨を歴史的用語で表したネ!!」」と痛々しげにそういいました。(アングルは遠目で)


「可哀想に(ホロリ)分かったわさ。二足歩行が出来るようにしてあげるだわさ。」


女神はそういうと何所から出してきたか分からない、とってもファンシーな杖を一振りしました。
そして意外にもこの女神は情に篤かったのです。

女神がファンシーな杖を振ると、双子のアザラシは忽双子の女の子になりました。

(やったね。コレで這いずりから脱したネ!!)

双子は喜びに打ち震えました。

その側らでは眼前で行われた女神マジック★に少女が目を見開いていました。

クマレオは……………殴られたまま放置です。(イッソ爽やかに)



一話 エンド











**懺悔します**
今回妙に長い気がします。
2話は気長にまってください<(_ _)>


05/14/05 Ryuga Naoto
07/09/05 修正