Hunter’s Danquetet
A merry Christmas to you!!
Act.8
樽の表面が剣で埋まりかけたころ、いよいよ最後の一本になった。
そして最後の一本を手にしたのは…ケイ!!
今回はとことんツいてないですね…。
「…ほら、ケー。さっさと刺しなよ。」
「あっ、あぁ…。」
――グザッッ
アレ?
中身が出てくる気配はありませんね…。
これはもしかすると引き分けでしょうか。
「あっ!!!!!ケー!!!アレ!!!!!」
「何だ、何が起こったんだセナ!!!!!」
――ゴスッ
――ゴロッ
なっ、何でしょうか今の効果音は。
「何が起こったんだよ!!セナ!!!」
「いやぁ、ワイズが走ってるなって…。」
「…そんなことかよ…。って。あっっ!!!!」
「ん?どうかした?」
ケイが樽の方を見ると、蓋が開き中から洋服のようなものがはみ出ていた。
「中身出てるから、ケーの負けね。」
「なっ!!いつの間に倒れやがったんだ。この樽!!!」
「セナって食べ物のためなら何でもするんだね・・・。」
「恐ろしいなぁ〜。」
「うふふ。因みに、ワイズっていうのはウチのペットの虎よ。」
説明ありがとう…ってシャナ!!
作者の言葉取らないで下さい!!!
「オレのFURIFURIドレスの野望がぁぁあぁあああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「ふっ。ケーキ期待してるぞ。」
そして中からは血まみれのヒソカがずりずりと這いずって出てきました。
あのセナが用意した樽は、特殊なもので一切念が使えず肉体を強化することが出来ませんでした。
そしてヒソカの頭にはセナがぶっ刺した棘棘しい薔薇はちゃんとありました。
補足すると、この薔薇はケイが庭で育てたモノです。
めでたし、めでたし。
==END==