Hunter’s  Danquetet

A merry Christmas to you!!
Act.3










現在六時、最初のキャクがやってきた。



「や。今日は呼んでくれてありがとう。」
「おっ、イルミ。いらっしゃーい。」
「大変そうだね。オレもなにか手伝おうか。」
「へーきだよ、コレくらい。中にシャンパン出してあるから、飲んでろよ。」
「わかった。そうするよ。」



最初のキャクはイルミであった。
服装はやはり、黒で統一された衣装でイルミにとてもよく似合っていた。
庭でテーブルの準備をしていたケイと上のような会話をした後、家のなかに入っていった。



イルミが来てから30分ぐらい経った頃、テーブルや諸々の準備が終了した。
ケイが丁度終わった頃、この雪が素敵にちらつく聖夜に合わない気配をもった男が近づいてくるのがわかった。

その男の気配は、だんだん近づいてくる…。
気配が家の門の辺りまできた。
ケーは思い切り、そちら向く。



「やぁ、久しぶりだねぇ。」
「ドチラサマデスカ?」
「酷いなぁ。」



目の前にいた男は、普段のソイツとはえらく違っていた。
顔の変態チックなフェイスペイントも、変に悪趣味な奇術師ファッションも見当たらない。
ドコからどうみても、ちょっと抜き出た美青年である。



「もしかして、ヒソカか?」
「もしかしなくても、ボクだよ。」
「うそだぁ、うそだぁ!!!これはウソに違いない!!!!!!!!!!!」
「嘘じゃないよ。」
「ありえねぇ〜〜!!!!!!!!!!!」
「準備終わったんでしょ?一緒に中まで行こうよ。」
「…あ…あぁ……。」



ヒソカに左腕をつかまれ、半ば引きずられてケイは家の中に消えていった。





家の中はやはり暖かく、リビングにあるテーブルを囲んでシャナたちがシャンパンを飲んでいた。
セナはまた暴走するといけないので、飲ませてもらえない。
それに今夜の【計画】もあることだし……。






その時まで、彼を楽しませてあげようか………。


セナは冷笑を浮かべながら、シャナにもらったジュースを飲み干した。





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